あるヘラジカの物語


写真家・星野道夫さんが遺した1枚の写真から着想を得た、
下田在住の絵本作家・鈴木まもる先生の著作で、
「親子で読んでほしい絵本大賞」大賞受賞作です。
その写真とは、2頭のヘラジカが角を絡ませたまま白骨化していたものでした。
どうしてヘラジカたちは、このような姿になってしまったのか?
そこにはアラスカの大自然のきびしさと、繋がれていく命のドラマがありました。
命をつなぐ、ということは、一見とてつもなく厳しく残酷な行為かもしれない。
でも、そこから新たな命が芽吹いていく。
生命の営み、大切さを改めて実感できる本です。
紹介文 久保山
著者:星野道夫・原案 鈴木まもる・絵と文
出版社:あすなろ書房