「大家さんと僕」の矢部太郎さんの２年ぶりの新刊です。
何でも描いてしまう絵本作家のお父さんは、ちょっと変テコでちょっと恥ずかしい。
ゲームは手作り、おやつはつくし。車はないので移動は三輪車。後ろのカゴに乗って空を見上げる太郎少年・・・
そんなお父さんの日常をほのぼのと描いた家族漫画。クスリと笑えてちょっと切ないほんわかストーリーです。
矢部太郎さんのあのなんともやわらかい独特な雰囲気は、こうやって育まれたのね～と納得させられるお話です。
４コマ風で読みやすいので、漫画はちょっと…という年配の方にもおススメです。

紹介者　栗飯原

著者：矢部太郎
出版社：新潮社