平均一日４時間、若者の２割は７時間も使うスマホですが、スティーブ・ジョブズを筆頭にIT業界のトップは、我が子にiPadやスマホを与えないという　なぜか？まずこの帯にハッとして読んでみました。私もついついスマホに頼る生活をしてしまっていましたが、頭ではわかっていたつもりでも、どの位スマホはよくないのか、衝撃的事実の数々が書かれていました。睡眠障害・うつ・記憶力や集中力、学力の低下そして依存・・・最新の研究が明らかにするのは、スマホの便利さに蝕まれていく現実でした。本当に怖いと思いました。スマホを持ち忘れるとソワソワしてしまっているのは、依存の第一歩だと思いました。子どももiPadが大好きですが、この本を読んでからは時間をきっちり決めて向き合うことにしました。親であるスティーブ・ジョブズの気持ちと同じです。文中に載っていたカリフォルニア大学科学教授　マイケル・ガザンガの言葉が心に残ったのでお伝えします。「脳は身体を動かすためにできている。そこを理解しなければ多くの失敗を重ねることになるだろう」はい、まさにそのとおり、スマホで脳を壊してしまっていたのです。目でみて感じて、考えて動いていきたいと思いました。スマホはとっても便利ですがとっても危険なモノです。皆様にもこの本を読んでいただいて、使い方を見直すきっかけになっていただけたらと思います。

紹介文 杉本

著者：アンデシュ・ハンセン
出版社：新潮社